信用保証協会とは、担保力や信用力が劣る中小零細企業や開業予定者などの保証人になって、資金調達をスムーズにするのが目的の公益法人です。
信用保証協会は各都道府県にあり、全国に52箇所あります。
融資の審査をし、保証人となる
信用保証協会の主な業務は、金融機関から受けた信用保証委託申込書を審査し、融資の保証をすることです。
業歴が浅い、決算の内容が良くない、保証人の資産背景が弱い、などの理由から銀行からプロパー融資(どこからも保証がつかない融資)を受けられない企業に対し、信用保証協会がその企業の信用を保証する形で、中小零細企業の資金調達を円滑にさせているのです。
信用保証協会自体が融資をすることは一切ありません。
保証してもらう対価として一定額の信用保証料を支払うことが条件となります。
企業が返済できない場合、代わりに返済する
万一、借主である企業が返済出来なくなった場合に、融資元本を銀行に対して弁済する「代位弁済業務」もメイン業務になります。
これにより協会は求償権を取得し、企業から債権回収をしますが、倒産した場合の未回収分は不良債権となり、貸し手の銀行ではなく保証人の協会が損失を被ることになります。