「日本政策金融公庫」や「保証協会」に融資を申し込むと、約1週間くらいで面談の要請があります。
- 面談はそんなに意識しなくとも大丈夫です
- 面接で融資が決まる訳ではありません
別に決済権を持つところで決定がなされるのです。
面接で何を見られる?
預金通帳の提示を求められます
では、面談では何をするのかと言うと、まず「預金通帳」の提示を求められます。
「預金通帳」に自己資金がどれだけ入っているのか、その自己資金がどういうお金で、どこから流れているのかをチェックする訳です。
そして「公共料金」等の支払い状況もここでチェックします。
この作業は法人として融資申請した場合でも、代表者の「預金通帳」の提示を求められますので、個人・法人に関係無く行われます。
人間性を見られる
そして面談時にされることのもう一つが、あなたの人間性の確認です。
少々大袈裟な表現になりましたが、つまり、面談時におけるあなたの答弁等を通して感じられる印象を確認しておくのです。
もちろん、一度会っただけであなたの人間性のすべてが分かるはずはありませんので、当たり前に接していれば特に心配する事はありません。
そして、これらの作業の結果を申請書類に上乗せして、決済部署へ送られそこで融資実行が決定されるという流れです。
繰り返しますが、面談ですべてが決まる訳ではありません。
しっかりとした「事業計画書」が出来ていれば問題ありません。
堂々と対応して下さい。
面接時のタブー
◆非常識な服装で行かない
常識的な服装は最低限のルールです。
金融機関では身なりについてもチェックしています。
不信感を持たれる外見はそれだけで、マイナスポイントとなってしまいます。
面談に臨む時は身ぎれいな常識的な服装を心がけましょう。
男性ならスーツを着ておけば間違いはないと思います。
◆担当者とはケンカしない!
担当者との打合せの際に、せっかくのアドバイスを素直に聞かず、反論ばかりしている人。
言語道断です。
このような人に限って、自分の都合ばかり主張します。
そしてあげくのはてに口論となって、ケンカごしという事になれば、The endです。
確かに腹の立つ言い方をされる時もあるでしょう。
しかし、そこでケンカになれば融資の可能性はなくなる事を肝にめいじましょう。
もし、カッーとなったら、冷静になって素直に出直すのが一番よい方法です。
◆聞かれた事について、いい加減なことを言わない
適当なつじつま合わせをしたり、嘘を言ったりするのは、とても危険です。
嘘は百戦錬磨の金融機関では通用しないと思った方がいいです。
たいていは、内容を細かく検査していくとわかってしまうものです。
計画の内容を良く見せたいと思ってついた嘘で、相手の信用を失ってしまっては元もこもありません。
もし、わからない事を聞かれたなら、
「一度帰って確認してきます」
と言えば大抵の事はすんでしまいます。
後々の問題を生まない為にも気をつけましょう。
面談はあなたの人間性を見るために行うのだということを心に留めておいて下さい。
なんといっても、ビジネスにも人が重大なカギを握るのですからね。